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にきび

顔や背中、胸に見られることが多く、膿を持ったり赤く腫れたりすることがあります。ホルモンバランス、皮膚の脂、角化の異常、ばい菌の感染に加え、年齢や食事、ストレス、お化粧が関係していると言われています。皮脂の分泌が増える10代から30代までに多いですが、これ以外の年齢でも起こります。最近はマスクをする時間が長く、マスクによってニキビが増えている方が多くなっています。

治療には、規則正しい生活や食事、お化粧品の見直し、顔の洗い方、お通じを良好に保つなどをしながら、症状の強さに応じて塗り薬や飲み薬を使います。

飲み薬はドキシサイクリンという抗生剤が第一選択です。ミノサイクリンは色素沈着やふらつき、光線過敏といった副作用がでることがあるため第一選択ではありません。また抗生剤は長く使うと耐性菌の問題があり効きにくくなるため、症状が強いときに短期間使うことが基本です。このほかの内服薬としては漢方薬の十味敗毒湯に炎症を抑える効果があり、ビタミンB2やB6には皮脂腺の働きを正常に促す作用があるため、補助的に内服することがあります。

顔のニキビの塗り薬はクリンダマイシンゲルやナジフロキサシンクリームが一般的な抗菌作用のある塗り薬です。毛穴を開く作用のあるアダパレンゲル、過酸化ベンゾイルゲルが新しいニキビ治療薬として使用されています。これらの毛穴を開く作用のある薬は夜に塗って朝洗顔するときに洗い流しますが、表皮を薄くするため、肌の弱い人は朝までそのままにしておくと腫れて赤くなってしまいます。この場合は夜のうちに短時間で洗い流すことで、ちょうどいい効き具合にする工夫が必要になります。この2つの薬を混ぜた薬や、抗菌薬のクリンダマイシンゲルとアダパレンゲルを混ぜた薬もあります。抗菌作用のある塗り薬は長期間使うと、内服と同様に耐性菌の問題あるため、症状が落ち着くまでの使用が望ましいです。またアダパレンゲルの含まれる塗り薬は催奇形性の問題があり、妊娠中・授乳中の方には使えません。体のニキビの場合にはマラセチアを抑えるため、ケトコナゾール(抗真菌剤)を塗ることが多いです。症状によっては顔のニキビで使われる過酸化ベンゾイルが処方されることがあります。治療には根気がいり、治るまで3か月程度が目安になります。体のニキビの症状の強い方には内服薬(抗真菌剤)を用いることもあります。ニキビ痕の治療には、過酸化ベンゾイルにピーリング効果があるため、長期間使用することで緩やかな改善が期待できます。

治療費の目安(保険3割負担の場合・2021年9月10日現在)

初診時に1100円程度かかります(病院で支払う医療費)。

調剤料・お薬代(薬局で支払う医療費)は別途2週間分で700-2000円程度~(薬の種類や数により異なります)

その他自由診療について

こうした内服や外用で十分な効果が得られない場合には、マッサージピール(こちらから)やÜBER PEEL(ウーバーピール)(こちらから)といったピーリングによってニキビを治療し、成長因子を使ったダーマペン(こちらから)によってニキビ痕の凹凸を治療します。またÜBER PEEL(ウーバーピール)にはニキビによって生じた炎症後色素沈着(しみ)を薄くする効果があるため、凹凸のないニキビ痕の治療に最適です。※これら自由診療の施術は保険の適用がありません

施術前後の比較写真一例(ウーバーピール)

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