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できもの(粉瘤等)

粉瘤

皮膚の下に袋状のものができ、中に角質がたまった状態のもので、おできと呼ばれるものが粉瘤です。アテローム、表皮のう腫、毛包のう腫などとも呼ばれます。体のどこの部分の皮膚にもできますが、耳の周りや首のうしろといったできやすい部分があります。中身は脂肪の塊と勘違いする方がいますが、古くなった角質で、表面に出てくるとくさい匂いがします。無理に絞り出すと炎症を起こすので、その前に受診してください。

粉瘤の治療は、炎症が強い場合には局所麻酔をしてから中身を出すように表面に穴をあけ、一旦炎症を抑える処置(切開排膿)を行うことが多いです。炎症が収まった後に希望があれば袋ごと切除する手術を受けられます。施術には助手が必要なため看護師が勤務している時間帯に行います。また施術翌日(休診日の場合は翌々日)の診察が必要となります。その後はキズが落ち着くまで自宅でご自身での毎日の処置が必要です。切開排膿よりは有効率が下がりますが、ステロイドを注射すると炎症が一旦おさまることが期待できるため、切開排膿後の通院が難しい方などに行うことがあります。抗生物質の内服に炎症を抑える効果にエビデンスはなく、保険適応となりますせん。過去に他院でそういった治療を受けて症状が治まったとしても、当院で炎症を抑える目的での抗生物資の処方は行っておりません

脂肪腫

粉瘤と似たように皮膚の表面が盛り上がったように見える良性の腫瘍はいくつかありますが、脂肪腫、血管腫、皮膚繊維腫といったものが多くみられます。見た目の診断だけで診断を確定することは難しく、部分的に切除する生検や、腫瘍そのものを切除する切除生検が必要になります。当院では病理組織診断を行うための顕微鏡を備えており、ほとんどの腫瘍の診断が通常よりも早く行われます。診断が難しいものにたいしては、外部の皮膚病理専門医の診断を行う体制となっているため、診断が可能です。

当院ではHIV陽性の場合に手術器具の洗浄を行う設備がないため、HIV陽性の場合に手術を受けて頂くことはできません

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